今回はadobe Photoshopの新規調整レイヤーで効率良い画像編集方法をご紹介します。
新規調整レイヤーは便利で、画像補正をする際に是非活用してほしい機能の1つです。作業効率を上げるだけでなく、元画像をキープしたまま画像補正がいくつも出来てしまうし、追加修正も可能な上、クリック1つで元に戻すことも可能です。

修正が頻繁に発生するプロの現場でも、頻繁に使われている機能です。
この機会にこんな便利な機能があることを知ってもらえたら嬉しいです。
Photoshopの新規調整レイヤーとは
画像補正に使われる補正情報をレイヤー上に記憶させて、1つのレイヤーとして扱う機能のこと
補正情報をレイヤーとして扱うことが出来るので、レイヤーの順番を変えることも出来るうえに、1クリックでレイヤーの表示・非表示も変えられます。

これが非常に使い勝手が良いです。
- どの補正パターンを採用するか迷っている場合などは、データを複製する必要はなく、レイヤーごとに保存しておけば、1クリックで補正パターンを消したり出したりする事も出来ます。
さらにレイヤーを非表示にしておけば、これまでの補正も残しておくことが出来るので、前の補正データに戻りたい場合も1クリックで出来るため、現場では重宝されています。
上手く使いこなせば画像補正をする上では非常に強力な機能になります。
新規調整レイヤーを使って補正パターンを制作する方法
まず、新規調整レイヤーを使って補正パターンを作ってみます。
補正する画像をフォトショップで開いたら、
- メニューバー
- レイヤー
- 新規調整レイヤー
- 行いたい画像補正内容を選びます
ここでは、「色相・彩度」を選びます。

すると、新しいレイヤーが追加され、色相・彩度の設定パネルが開きます。設定はこのパネル内で行います。

同じやり方で別々の新規調整レイヤーを作り、それぞれ違う補正パターンを作っていきます。ここではパターン3まで作りました。

先ほども述べましたが、レイヤー構造になっているので表示・非表示を1クリックで補正パターンを消したり出したりする事が出来ます。

再度詳細を設定し直す場合は修正したいレイヤーを選択してパネル上で調整します。

もちろんここで何度も画像補正をやり直しても元画像の画質劣化などもありません。不必要な色補正はレイヤーごと削除してしまえばOKです。
オススメの新規調整レイヤーを使った補正パターン
新規調整レイヤーは画像補正に使われる補正情報をレイヤー上に記憶させて、1つのレイヤーとして扱うので、元画像の画質劣化などもありません。

何度も画像補正をやり直すことが出来ます。
つまり、何度もやり直しが効くということは同系統の補正は1つのレイヤーのみで充分ということです。
レイヤーが増えすぎても作業効率は悪いので、同系統の補正は1つのレイヤーのみ残し、違う系統の補正を行う場合に新規調整レイヤーを追加していく方法をオススメします。

このような構造にしておけば、どこのレイヤーを調整すれば良いかが一目でわかります。
Photoshopの新規調整レイヤーで効率良い画像編集方法まとめ
新規調整レイヤーはメリットが多い機能で積極的に活用していきたい機能です。
デメリットがあるとすれば、レイヤーが増えてごちゃつくのと、レイヤーが増える分データサイズが大きくなるというぐらいです。

このデメリットも考慮して新規調整レイヤーの使いすぎには注意してください。