修正しやすいデザインデータの作り方を現役デザイナーが解説

デザインの作業スピードをあげる方法の1つとして、「修正しやすいデータ作り」が挙げられます。

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デザインには修正が付きものです。

修正しやすいようにデータを作ったり、意識したりすることで修正の効率をあげることが可能です。

現役デザイナーの経験から、意識するポイントや修正がしやすいデザインデータの作り方をご紹介します。デザインを仕事にしている方から初心者の方まで知っておくと役立つと思います。

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目次

修正しやすいデータ : 1 アピアランスを活用する

修正がしやすいデザインデータの作り方としてまず、使える場面では「アピアランス」を積極的に活用しましょう。

アピアランスとは

文字やオブジェクトに装飾を設定する機能

アピアランス機能は主にIllustratorで使われ、影やぼかし、線といったデザイン装飾ができます。アピアランス機能を使える場面ではなるべく使ってデザインデータを作ることが重要です。

アピアランスは再編集が可能

アピアランスの最大のメリットは後から再編集が可能という点です。

アピアランス機能が活きていれば、テキストを打ち替えたり、オブジェクトの形を調整しても設定した同じ効果が自動で反映されます。

もしアピアランス機能を使っていなかった場合、修正したものに対して装飾を付け直す手間が発生しますので、修正の効率をあげるのであれば、アピアランスは必須ポイントです。

修正しやすいデータ : 2 スマートオブジェクトを活用する

修正がしやすいデザインデータの作り方として「スマートオブジェクト」も活用できる場面があれば積極的に活用しましょう。

スマートオブジェクトとは

画像やオブジェクトの元の状態を維持したまま(劣化せず)編集できるPhotoshopの機能

スマートオブジェクトは画像やオブジェクトの元の状態を維持したまま編集ができるため、拡大縮小の繰返しによる画像劣化を気にせずどんどんと編集・修正ができます。

ベクトルスマートオブジェクトならより修正がしやすいデータにすることができます。

ベクトルスマートオブジェクトとは

Illustratorデータ(ベクトルデータ)をPhotoshopに配置するときに変換できるスマートオブジェクトの1つ

ベクトルスマートオブジェクトなら画像劣化がしないうえに、Illustratorと連動され、Illustrator上で再編集・再修正した情報が自動的にPhotoshopデータに反映されるメリットを持っています。

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この機能を使えば、Illustratorで修正したデータをPhotoshopに配置し直す手間がかからなくなるのでおすすめです。

スマートオブジェクトの詳しい概要や使い方はこちらの記事で紹介しています。

修正しやすいデータ : 3 レイヤーを活用する

修正がしやすいデザインデータの作り方として「レイヤー」も積極的に活用しましょう。レイヤーはIllustratorだけでなく、Photoshoなどにもある便利な機能です。

〈レイヤーの活用法 1〉デザインごとレイヤーをコピーして、修正前をレイヤーとして残しておく

修正するたびに修正を加える前のデータをレイヤーとしてコピーして管理する方法です。

この方法のメリットは、レイヤーの表示、非表示、ロックなどが1クリックで管理でき、必要な時に簡単に呼び出せる点です。

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さらにレイヤーに日付や情報を記載しておけば、管理が非常にしやすいです。

ただし、デザインを丸ごとコピーしていくため、データサイズが大きくなりがちなので注意が必要です。

〈レイヤーの活用法 2〉デザイン要素ごとレイヤーに分ける

テキストや背景など、デザイン要素ごとにレイヤーを分けて管理する方法です。

この方法なら動かしたくない(触りたくない)デザイン要素などはレイヤーごとロックが出来たり、修正したいデザイン要素だけを効率よく触って作業できます。

この方法のメリットは、修正しやすいだけでなく、他の動かしたくなく要素をロック出来るので、ミスを未然に防ぐことができるところです。

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こちらはそこまでデータが大きくはならないのでおすすめです。

修正しやすいデータ : 4 データをコピーする

修正がしやすいデザインデータの作り方として、aiデータなどのデザインを構築しているデータをコピーする方法です。

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こちらの方法は仕事でも活用しています。

修正をする前に都度データをコピーしておけば、修正前のデータは残っているので気兼ねなく修正が出来ます。

aiデータのみならデータも重くならないはずです。

万が一、元データに戻りたい場合や部分的に過去のデザインに戻したい場合でも位置情報までもコピーできる「フロントペースト(Command +F)」や「バックペースト(Command +B)」などを活用すればレイアウトし直すこともなくなります。

修正しやすいデザインデータの作り方まとめ

修正しやすいデザインデータの作り方を現役デザイナーが解説しました。

デザインには修正が付きものなので、修正しやすいデータ作りを日頃から意識して慣れておくことが自然と効率を上げることになります。

この記事でご紹介した方法は、仕事で効率性を追求していく過程で気づいたもので、人それぞれ使いやすい、使いにくいなどあると思います。

大事なのは自分が最も効率よくできる方法を確立することなので、今回の方法を参考に自分の効率よく修正ができる方法を見つけてみてください。

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この記事を書いた人

Rentonのアバター Renton グラフィックデザイナー

制作会社でグラフィックデザイナーをしているRenton(レントン)です。
都内在中でデザイナー歴9年目です。
パッケージデザインからCI・VI、広告や販促ツール、Webやイラストなどを中心としたグラフィックデザインやトータルブランディングを仕事にしています。

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