デザインする際の文字の大きさを解説!最小文字サイズは印刷やwebで使い分ける

デザインをする際、文字の大きさはどのくらいのポイント数にすれば良いか迷うかと思います。

もちろん文字の大きさに規定はありません。自由に大きさを決めて良いと思います。ただそれは最大サイズに言えることです。

最大サイズは自由に決めて良いですが、文字の最小サイズにはある程度の知っておく知識とルールがあります。

そして、文字の大きさの最小サイズを知っておく事でデザインレイアウト全体に有利になります。

Renton

レイアウトバランスは文字の最小サイズを考えて構築されていくからです。

そんな侮れない文字の大きさについて現役デザイナーがなぜ最小サイズが重要なのかという基本的なことから丁寧に解説していきます。

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目次

文字の大きさで最小文字サイズがなぜ重要なのか

なぜ文字の最小サイズが重要なのでしょうか?

それにはいくつかの理由があります。意外と文字の最小サイズの重要性は授業や本では教えてくれません。

Renton

僕は実際に仕事し始めて知り、考えるようになりました。

文字の最小サイズを知ることは重要な役割を果たすことになる

文字の役割を考えたことはありますか?

文字の最も重要な役割は、人に読まれて情報を正確に伝えることです。

文字が小さすぎると「読めない」という文字の最も重要な役割を失うことになります。

そうならないために、文字の可読性を保てる最小サイズを知っておく必要があります。

Renton

読めない文字は無いものと一緒だと僕は思っています。(デザイン要素として使う場合は別ですが…)

文字の最小サイズを基準にデザインは構築される

文字の最小サイズを知ることは、これ以上文字を小さくしてはいけないという基準を知ることにもなります。

Point

これ以上小さく出来ないという要素がある場合、それを基準に他の要素とのバランスを取る必要がある

限られたスペースに最小サイズの文字がある場合、その文字は小さく調整が不可能になるので、他の要素を小さくすることを考えなければいけません。

逆に、最小サイズの文字以外に余裕があるならば他の要素をより大きくレイアウト出来たり、文字をもっと大きくするなど出来ます。

このようにこれ以上小さく出来ない要素として最小サイズを知っていることは全体のデザインに関わってきます。

初心者の方は最小サイズを意識せず、デザインをしてしますので結果、入れたかった要素が全て入らなかったり、余裕の無い窮屈なデザインになってしまったりします。

文字を印刷する際の文字の最小サイズ

名刺やチラシなどデザインを紙に印刷する場合のデザインに使用するべき文字の大きさの最小サイズをお伝えします。

明確な規定などはありませんが、僕が仕事で培った経験と周りのデザイナーとの共通認識からお伝えします。

  • 印刷する際の最小文字サイズは「5pt」

ずばり最小文字サイズは「5pt」と覚えておいてください。5ptあれば、大抵のフォントでも可読性は保てます。

5ptは実際に見るとかなり小さいので、ある程度読ませたい文字に関しては8pt以上を目安にすると良いです。

Renton

消費者庁などによって決められている一括表示などは8pt以上という規定がある場合が多いです。

印刷物の場合、5pt以下の文字サイズだとインクなどによっては文字が潰れて読めなくなる恐れがあります。ですので基本的に5pt以下の文字サイズには極力しないよう心がけてください。

パソコンなどで表示する際の文字の最小サイズ

パソコンやタブレットなどディスプレイを通してみる文字の大きさの最小サイズをお伝えします。

印刷物の場合と最小サイズは変わってきますので気をつけてください。

  • パソコンなどで見る際の文字の最小サイズは「10pt」

パソコンなどのディスプレイを通してみる文字の最小サイズはずばり「10pt」です。

この10ptはコピーライトなど可読性があるギリギリですので、WEB等の本文などに使う文字の場合は14pt〜16ptは必要になってきます。

Renton

英語などはもう少し小さくても良い場合もありますが、10pt以下にするのは個人的におすすめではありません。

ディスプレイなどで表示する場合、印刷とは異なりピクセルによって表示するので印刷時より2倍ほど文字を大きくする必要があることを心がけてください。

文字を小さくすることで得られる効果

文字の最小サイズを知るということは、ここまで文字を小さく出来るという基準を知ることになります。

Renton

基準を知ったあとは思い切って文字を小さくしてみてください。

  • 文字を小さくすることでデザインにとても重要な「余白」を作ることが出来ます。

さらに、文字が小さくなったことで他の要素との差が生まれ、デザインに「メリハリ」が生まれます。

Point

「余白」と「メリハリ」はデザインにおいて重要かつ、生み出すのが難しい

通常であれば、この「余白」と「メリハリ」は初心者であればなかなか作り出すのが難しく、経験を積んで身につけるデザイナーのスキルになります。

それを生み出すきっかけになるのが「文字を小さくする」ことになります。

是非、試してみてください。

デザインする際の文字の最小サイズまとめ

デザインする際の文字の最小サイズとなぜ最小サイズが重要なのかということを解説しました。

最小文字サイズがデザインには結構重要で全体のレイアウト構成にも関わってくるので、意識しながらレイアウトを組むことをおすすめします。

そして文字の最小サイズを理解したら、思い切って文字を小さくしてみましょう!

Renton

思い切って文字を小さくしてみることで、出来る幅が広がるはずです。

余白を活かした高級感あるデザインなどにはこの文字を小さくすることがとても重要になっていきます。

是非、文字を小さくして様々なレイアウトやデザインに活かしてください。

この記事のまとめ
  • 印刷する際の最小文字サイズは「5pt」
  • パソコンなどで見る際の文字の最小サイズは「10pt」
  • 文字を小さくすることで「余白」と「メリハリ」が生まれる

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この記事を書いた人

Rentonのアバター Renton グラフィックデザイナー

制作会社でグラフィックデザイナーをしているRenton(レントン)です。
都内在中でデザイナー歴9年目です。
パッケージデザインからCI・VI、広告や販促ツール、Webやイラストなどを中心としたグラフィックデザインやトータルブランディングを仕事にしています。

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