Adobe Creative Cloud(通称Adobe CC)はクリエイターにとって欠かせない商売道具になっています。
僕ももちろんAdobe CCを利用しています。
IllustratorやPhotoshopというソフトの名前はデザインに詳しくない人でも聞いたことがあるかと思います。
では、Adobe Creative Cloud(通称Adobe CC)とはどういうものか。
メリットやデメリットからどうしてここまでクリエイターはAdobe CCを選ぶのかの理由などを実際に利用する現役デザイナーが解説します。
Adobe Creative Cloud(通称Adobe CC)とは
Adobe Creative Cloud(通称Adobe CC)とはAdobe社が開発・提供している世界最高峰のクリエイティブツールを全て利用できるクラウドサービスです。
Adobe CC以前のIllustratorやPhotoshopなどはパッケージ販売(買取型)でしたが、今ではAdobe CC以外には使う方法がありません。
僕は学生の頃に購入したパッケージ版がありますが、今ではAdobe CC1本です。
Adobe Creative Cloud(通称Adobe CC)は世界中のクリエイターが使うクリエイティブツールで、プロの現場でもほぼ100%Adobe CCを利用しています。
Adobe Creative Cloudにはたくさんのプランが設定されていて、単体でソフトを使用することも出来たり、「コンプリートプラン」なら20以上のすべてのソフトが使えます。
▼ Adobe Creative Cloudで使えるクリエイティブツールを確認する
Adobe Creative Cloud(Adobe CC)のメリット
Adobe Creative Cloudは世界中のクリエイターに愛され、使用されています。
Adobe以外の編集ツールなどにはない、Adobe Creative Cloudの持つ魅力やメリットがをご紹介します。僕が以前のパッケージ版からAdobe CCに乗り換えた理由もここにあります。
Adobe CCのメリット1 : クラウド型でいつでも最高の状態で使える
Adobe Creative Cloudはクラウド型です。
Adobe CCなら日々進化する機能改善、最新機能などを即時にアップグレードしながら常に最新バージョンで作業が出来ます。
Adobe CCはクラウド型なので、ネット環境さえあればアップグレードや新しいソフトをインストールすることも可能です。
最新バージョンは自動更新ではないので、自分の好きなタイミングでアップグレードすることができます。
また、Adobe CCなら以前のバージョンもインストールが可能なので、バージョンごと使い分けることも出来ます。
Adobe CCのクラウド型は今の時代に合った最適な方法です。以前のパッケージ型(買取型)では、購入当時のバージョンを使い続けます。
世界最高峰のクリエイティブツールを開発しているAdobe社はどんどんと新機能や機能改善をはかり、1年〜2年ほどで次々と新しいバーションを更新していきます。
今のクラウド型でないとすぐ古いバージョンへと下がっていきます。
古いバーションを使い続けることは、どんどん互換性がなくなり作業する上ではリスキーになってきます。遅かれ早かれ、これからもクリエティブツールを使っていくならAdobe CCにするときが訪れると思います。
Adobe CCのメリット2 : コンプリートプランならAdobeのソフトが使い放題
Adobe CCには様々なプランが用意されています。
その中でも特におすすめな「コンプリートプラン」なら世界最高峰のクリエイティブツールが使い放題です。
IllustratorやPhotoshopはもちろん、動画編集ソフトのPremiere ProやAfter Effects、PDF編集ソフトのAcrobat DC、WebやUI/UXソフトのXDなど。
合計20以上のクリエイティブツールが使い放題です。
▼Adobe Creative Cloudで使えるクリエイティブツールを確認する
すべてのクリエイティブ制作がAdobe CC1つで補えるということ
しかも使うツールをすべてAdobe CCで管理するので、更新や支払いなどもまとめられてとても楽です。
Adobe CCのメリット3 : 2台インストール可能×クラウドでデータ共有がスムーズ
Adobe CCでは2台同時インストールが可能です。
これにより、自宅のPCと外出先のPCでの作業が可能になるだけでなく、「Creative Cloud ライブラリ」というオンラインストレージを使えばデータの共有も簡単です。
これはクラウド型の強みで、場所や環境を問わずクリエイティブ制作が可能になります。
自宅と会社のPCにインストールしておけばテレワークやリモートワークなどもスムーズにこなせます。
素材を保管しておけるCreativeCloudライブラリは他人にも共有が可能ですので、チームでのクリエイティブ制作にもぴったりです。※あくまで個人での使用を想定しているため、2台同時起動は出来ないようになっています。
Adobe CCのメリット4 : Adobe Fontsなどの補助サービスが使える
Adobe CCではAdobe Fontsが使えます。
数千を超える高品質なフォントがライセンス付きで自由に使うことができるCreative Cloudのサービス
高品質なフォントといえば、本来、数万円払ってライセンスを購入するほどの価値がありますが、それがAdobe Fontsでは好きなだけ使い放題です。
正直、Adobe Fontsを使うだけでもAdobe CC加入の価値はあります。
もちろん、ライセンス付きなので、商業利用も可能で安心して使えるフォントばかりです。
Adobe FontsとCreative Cloudライブラリを駆使すれば、場所を選ばずどこでも同じ制作環境で作業が可能となります。
▼ Adobe Fontsで使えるフォントの確認や詳細はこちら
補助サービスということで、別価格ですが「Adobe Stock」もAdobe CCならとても便利に使う事ができます。
2億点を超える高品質な写真やイラストなどのベクター素材などクリエイティブ制作に必要な素材がダウンロードできるサービス
それぞれのソフト内から直接Adobe Stockの素材を「検索」 「プレビュー」 「ライセンスの取得」ができるので、クリエイティブ制作の効率が格段にアップします。
Adobe Creative Cloud(Adobe CC)のデメリット
Adobe Creative Cloudのデメリットは価格です。
以前のようなパッケージ版(買取型)ではなく、サブスク型のように使い続ける限り月額や年額の料金が発生し続けます。
コンプリートプランでは月額6,248円かかります。IllustratorやPhotoshopの単体プランなどもありますが、月額2,728円かかります。(2021年8月時点)
毎月ちょっと痛い出費です。
ですが、これまでのAdobe Creative Cloudのメリットを考えると、料金設定はむしろ安いぐらいですのでデメリットと言えるのかもわからないくらいです。
僕はAdobe Creative Cloudの唯一のデメリットが価格である以上、これくらいは必要経費と目をつぶっています。
Adobe CCがクリエイターに選ばれる理由
Adobe Creative Cloudは世界中のクリエイターに支持されていますが、選ばれているのには理由があります。
プロほどのクリエイティブを目指す必要の無い方でもクリエイティブツールを使うのであればAdobe CCをおすすめします。Adobe Creative Cloudの使用感や使ってきた感想にも似ていますがご紹介します。
理由1 : プロが使うスタンダードツールだから
デザインなどのクリエイティブ制作の現場ではAdobe CCはスタンダードツールとして認識されています。
クリエイターには明確な資格はありませんが、多くの制作部署ではIllustratorやPhotoshopを使える事が必須条件になっています。
Adobe CCが選ばれる理由というより、Adobe CCが使えないと仕事にならないというほど当たり前なものになっています。
プロのほとんどが使うということは、世の中で目にするクリエイティブはほぼAdobe CCのツールで製作されているということです。
これからクリエイターを目指す方であれば、いずれAdobe CCにたどり着くことになるので、最初からAdobe CCを使用することを強くおすすめします。
理由2 : 再現度(自由度)が高い
Adobe CCは世界最高峰のクリエイティブツールなので、再現したい表現が簡単にでき、クリエイティブの自由度が高いです。
これどうやってるの?というような魅力溢れる表現がAdobe CC内のツールなら制作が可能です。
価格を気にして無料のソフトなどを使っていても、使いたい機能が無かったり表現の幅が制限されていては良いクリエイティブをする事が難しいです。
理由3 : 作業効率が良い
Adobe CCはプロが使う世界最高峰のツールで、最新技術などが扱えるため、作業効率が他のソフトとは格段に違います。
近年ではAIも導入されより単純作業などは短縮できるように考えられ、よりクリエイティブな作業に時間を割けるようになってきています。
切り抜きなどは驚くほど早く簡単にできるように進化しています。
Adobe CCを使っていれば技術の進歩によりかけなくてもいい時間をかけずに済むので効率良く作業を進めたいのであればAdobe CCは必須です。
また、Adobe CC内の他のツールなどとの連動性も高いため、複数のツールを使う場合により効率良く作業ができるように設計されているのもポイントです。
Adobe CCの価格を安く抑える方法
Adobe Creative Cloudの唯一のデメリットである価格を安く抑える方法があります。これらの方法を上手く活用してAdobe CCを安く使ってみてください。
Adobe CCの価格を安くする方法1 : 学割を活用する
まず、Adobe CCを最も安く使う方法は「学割」を利用する事です。
現在(2021年8月時点)では学割適用でAdobe Creative Cloudのコンプリート版が65%OFFで使う事ができます。※初年度のみ
個人で使用するAdobe CCの価格ではこの学割利用が最も安く使えますので、学生・教職員の方は迷わず学割を使って購入をおすすめします。
「学割」は、学生・教職員の方以外には適用されませんので、社会人の方などは残念ながら別の方法を試すことになります。
Adobe CCの価格を安くする方法2 : セールを利用する
Adobeの公式サイトでは年に何度か不定期で割引セールを行っています。
割引セールはSpringセールやSummerセールのような季節絡みのものからBlack Fridayのようなイベント絡みのものまで様々です。
30%割引とかであれば結構お得にAdobe CCを使えることになるので狙い目です。
割引セールの時期は不定期なので、Adobeの公式サイトをセールが来そうなタイミングで頻繁にチェックをしてみてください。
Adobe CCの価格を安くする方法3 : 通信講座付きのAdobe CCを購入する
Adobeが公式に「プラチナスクールパートナー」に認定しているスクールでのみ販売されるAdobeマスター講座であれば通常より安くAdobe CCが使えるようになります。
通常のコンプリートプランは年間で72,336円かかりますが、デジハリONLINEのAdobeマスター講座なら年間39,980円なので実質3万円以上お得に使える(2021年8月時点)
Adobeマスター講座は通常より安くAdobe CCのコンプリート版が使えるだけでなく、Adobe CCの基礎が学べるオンライン講座も付いてきます。
通常より安く使えるだけでなく、オンライン講座(動画視聴)も付いてくるのでおすすめです。
もちろん、Adobe CCは通常版のコンプリートプランと変わらないので社会人でAdobe CCの価格を安く抑えるなら最もおすすめな方法です。
支払い手続き後すぐに受講開始ができ、AdobeCCが使えるシリアルコードもすぐに届くので、即座にAdobe CCが使えるようになるのも魅力です。
\ 年間3万円以上もお得にAdobe CCが使い放題 /
Adobe CCについてのまとめ
Adobe Creative CloudについてメリットやデメリットからどうしてここまでクリエイターはAdobe CCを選ぶのかの理由などを実際に利用する現役デザイナーが解説しました。
クリエイティブのメインツールとして十分に価値のあるAdobe CCはプロから見てもとてもおすすめですので積極的に活用して欲しいです。
- クラウド型でいつでも最高の状態で使える
- コンプリートプランならAdobeのソフトが使い放題
- 2台インストール可能でデータ共有がスムーズ
- Adobe Fontsなどの補助サービスが使える
また、Adobe CCの価格を抑えて安く使える方法なども解説しましたが、唯一のデメリットを軽減させる事ができるので活用できる方法は積極的に活用してください。
ご紹介した方法はすべて公式な方法なので活用しないだけ損です。
- Adobe CCの価格を安くする方法1 : 学割を活用する
- Adobe CCの価格を安くする方法2 : セールを利用する
- Adobe CCの価格を安くする方法3 : 通信講座付きのAdobe CCを購入する
是非、Adobe Creative Cloudを使ってより良いクリエイティブを生み出していきましょう〜!