今回はIllustratorでの美しいグリッドデザインを簡単に作る方法をご紹介します。
グリッドデザインはグラフィックデザインだけでなく、webデザインの分野でも幅広く使われているデザインを美しく魅せるテクニックの1つとして定番になっています。
グリッドデザインはデザインの分野で頻繁に使われる為、プロの現場でも使用頻度が高いです。
その為、イラストレーターにはこのグリッドデザインを素早く正確に作成する機能が備わっています。この記事ではグリッドレイアウトを簡単に美しく作る事が出来る機能と使い方をご紹介します。
グリッドデザインとは
グリッドデザイン(グリッドレイアウト)とは画面やページを格子状に分割して、規則的な直線を基準にデザイン要素を配置していくデザイン手法です。
グリッドデザインは美しく規則的に整えてデザイン要素を魅せる事が出来る為、デザイン分野では定番とされ、昔から幅広く使われています。
レイアウトの基本とされ、グリッドデザインを元にデザインは組まれる事が多いです。
- デザインで上手くレイアウト出来ないときや、要素がバラバラして見えるときはグリッドデザインを参考に要素を組んでいく事で改善される事が多いです。
イラレでのグリッドデザインの作り方〜基礎〜
グリッドデザインは定番で使用頻度が非常に高くデザイナーにとって欠かせないので、Illustratorではグリッドデザインを簡単に作る事が出来る機能が備わっています。
イラレでグリッドデザインを組みたい範囲を決める為オブジェクトを配置します。
このオブジェクト内でグリッドを作っていきます。
そのオブジェクトを選択した状態で
- メニューバー
- オブジェクト
- パス
- グリッドに分割
- グリッドに分割のパネルを開く
「グリッドに分割」のパネルは「行」と「列」に分かれています。
“行”は縦方向にどれくらい分割するか、“列”は横方向にどれくらい分割するかを設定する事が出来ます
段数はいくつに分割するかを示していますので、「行」の段数を3に設定した場合は縦方向に3分割し、「列」の段数も3に設定した場合は横方向に3分割するので、3×3で合計9個に分割する事が出来ます。
- 「グリッドに分割」のパネルではそれぞれの間隔も設定する事ができるので、プレビューにチェックを入れた状態で、確認しながら思い描くグリッドに近づけてください。
今回は3×3の9個に分割し、間隔は3mmに設定してOKを押して確定させます。
たったこれだけでグリッドが出来上がりました。
イラレでのグリッドデザインの作り方〜応用〜
先ほどのグリッドは均等サイズで分割した基礎的なものでしたので、もう1歩踏み込んだ応用編をご紹介していきます。
先ほどよりもさらに細かい分割数にしていきます。
細かく分割する事でよりグリッドの精度が上がり細かい部分までグリッドで組めるようになる。
さらに、行と列の段数の関係も変えていきます。今回は横長のレイアウトを組みたいので、列の段数を増やしていきます。
今回は間隔を0mmに設定します。
- 間隔を0mmにする事で間隔を空けずにきっちりと詰まったグリッドレイアウトにする事が出来ます。
オブジェクトを分割出来たら、大きく取りたい面や横長にしたい面、縦長にしたい面同士をパスファインダーの合体でつなぎ合わせます。
こうする事で美しく規則的なグリッドレイアウトをベースに分割した面を自由に大きさを変えていく事が出来ます。
これが出来ればレイアウトのベースとしても活用する事ができるようになり、応用性が効きます。
グリッドデザインはデザインのベースとなるものなので、グリッドを組めたあとは自分の思い描くデザインにしていってください。
クリッピングマスクを使って画像をグリットに当てはめるにはこちらの記事を参考にしてみてください。
グリッドデザインの作り方のまとめ
グリッドデザインは美しいレイアウトの基盤になるもので、デザインする上では避けて通れないものです。
Illustratorでは簡単にグリッドを組む事が出来るので、レイアウトをする前に時間をかけずに素早くグリッドを組んでから要素を配置していく事で美しくデザインされたレイアウトを組む事が出来るようになります。
レイアウトで悩んでいる方はグリットレイアウトを試してみてください。
デザインが見違えるように見やすく、整って見えるようになるはずです。
- “行”は縦方向にどれくらい分割するか、“列”は横方向にどれくらい分割するかを設定する
- 細かく分割する事でよりグリッドの精度が上がり細かい部分までグリッドで組める
- パスファインダーの合体で面同士をつなぎ合わせて目的のグリッドが組める
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