デザインにおいて配色はとても重要な役割を持ちます。
配色は感覚的な部分が多いように思えますが実はそうではなく、ちゃんと勉強すれば身に付けることができる技術で、配色を学ぶなら配色に特化したデザイン本がおすすめです。
- 色を選ぶ基準やルールを解説している本が知りたい
- 配色について集中的に勉強できるおすすめな本が知りたい
- 色を使った実例を参考に配色の感覚を身につけられる本が知りたい
このような悩みを抱えてる人に、現役デザイナーが配色について学べるおすすめの本をまとめてご紹介します。
デザイン初心者からデザイン経験者まで大変参考になる良本ばかりなので、配色にお困りの方、配色の知識やテクニックをもっと向上させたいと思っている方は是非チェックしてください。
配色が上手くなればデザインは一気に上達できます
配色が学べる初心者向けのおすすめ本
デザイン未経験者や配色について何もわからない方に向けた「配色」を楽しく直感的に学べる優しい良本をまとめています。まずはサクサクと読みながら配色のセンスを身につけるのがおすすめです。
もちろんデザイン経験者やプロにもおすすめできる良本ばかりです
3色だけでセンスのいい色
こちらの本は15万部突破の「配色といえばこの本」というほどのベストセラーの1冊です。
様々な配色パターンが実際のデザインに落とし込まれ完成イメージが沸きやすく、かなり実用的な内容になっていて、配色パターンやバランスを参考にして即デザインに活用できるため、プロの方にもおすすめできる1冊です。
配色の逆引き辞典のような使い方もできるため、配色を勉強するなら鉄板の1冊です。
- 配色バランスや使用色の%値まで細かい情報が実例付きで載っている
- 掲載されている配色バランスを真似しやすい
- ナチュラルやポップなど様々なジャンル、シチュエーションに分けられていて幅広く応用が効く
とても参考になります。
SNS投稿デザインの際に、こちらの本を参考にしています。カラー番号が記載されていること、色の配置など、様々なパターンで紹介してあるので、初心者でもすごく分かりやすいです。
amazon口コミレビュー
見るだけですぐ活用できるので今後も参考にしたいと思いました。
配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本
こちらの本は「配色の教科書」と言われるほど有名なベストセラー本です。
全テーマ見開き完結で読みやすく、雑誌を眺めるような感覚で配色を楽しみながら直感的に学べる本で、配色イメージをつかみたい方や相性の良い配色の組み合わせパターンなどを勉強したい方におすすめです。
- 全127項目のテーマと合計3175選の圧倒的な配色数を掲載
- 全テーマ見開き完結で読みやすく、雑誌感覚で読み進められる
- 事例数が多いので配色アイデアを探すときにも役立つ
電子書籍だと使いづらいため、紙での購入がおすすめ
私はイラストに使用するため世界版と一緒に購入しました。
この本をパラパラと眺めるだけでも楽しく、創作意欲がわいてきます。ドットやストライプといったシンプルなパターンで2色配色・3色配色が載っているので、配色した際のイメージも作りやすいです。イラストを描く度に使用しています。
漠然とした色のイメージがあり、それに合った色・配色を探す目的にもピッタリだと感じました。
イラストに限らず創作をする方なら1冊持っていて損はないと思います。1つ注意点があるとすればタイトルにも記載した通り、電子書籍では使いづらいです。
amazon口コミレビュー
私は最初電子書籍で購入しましたが、「どの色がいいかな」とパラパラめくることが出来ず、色を探す目的と電子書籍の相性が悪く感じました。紙での購入をおすすめします。
COLOR DESIGN カラー別配色デザインブック
こちらの本は最初に1色主役の色を選んで、それに合わせる色をチョイスするという構成になっている配色本です。
メインの色を選んだらその色に合う色は何かという「配色」本来の思考と手順を丁寧に学べる良本で、配色センスを養いたいと考えている方におすすめできる本です。
- 「配色」本来の考え方のプロセスを実例を参考にしながら学べる
- 配色の割合などを円グラフなどを使って解説しているので直感的に理解できる
- 基礎的な知識から実戦で役立つ活きた配色知識が身につく
とても気に入りました!
配色系の本はいくつか読んできましたが
amazon口コミレビュー
自分にとってはこちらが一番使いやすかったです。
今っぽい色の組み合わせが多く感じました!
表紙がかわいいのもお気に入りポイントです。
配色が学べる初心者から中級者向けのおすすめ本
配色の基礎がある程度分かったらより実践的な知識やテクニックも学びたくなるはずです。そこで初心者から中級者まで配色の知識やセンスが学べるおすすめ本を厳選しました。
配色デザイン見本帳
こちらの本は配色の理論やルール、実際の配色パターンなどが分かりやすく解説してある配色見本帳です。
プロが読んでも勉強になるほど配色に関する内容が濃く、配色の基礎から実際に現場で使えるより実践的な知識やテクニックが学べるので初心者はもちろん、より実践的なレベルで配色を万びたい方におすすめです。
- 色の三属性や色相配色など「色」や「配色」に関する理論がほぼ網羅されている
- ロジカルに配色について解説してあるので実践的な知識やセンスが身につく
- 教科書のように内容が濃いので配色を学ぶならこれ1冊でも完結できる
自分で配色を練りたいときの良きガイド
配色本といえばおしゃれな色の組み合わせがテーマごとに羅列されているカタログのようなものが多く、応用も効かないし自分のオリジナリティが出せない。かといって色彩論の本だと抽象的で実例にかけ、色選びが堅苦しくなりがち。
本書はそのちょうど中間といった具合で、デザインするテーマにあった配色を自分で作り出せる一挙両得の書。
著者の色への感じ方も的確で、さらっと書いているが色という曖昧なものをここまで論理的に捉えるには深い知識と洞察、経験が必要だと思われる。初版は2014年とやや古く、現在の流行色とは少し違うところもあるがアプローチの方法さえ分かれば今風にアレンジするのも容易なため問題ない。
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配色スタイル ハンドブック
こちらの本は「ムード」や「スタイル」などイメージや雰囲気から配色を学べる1冊です。
150以上の事例に、900以上の配色パレットを掲載してあるボリューム満載の本で、写真やビジュアルのトーンや雰囲気から導き出した配色を学べるので、配色センスや配色の感覚を養いたい方におすすめの本です。
- 写真などのイメージや雰囲気から配色を導き出す力が学べる
- ファッションやインテリアなどのカラーコーディネイト力を高められる
- 心地良い配色を選び出せる配色センスを学べる
ファッションコーデの参考にもなる!
Webデザイナーではなく、時々SNS用に簡単な画像を作る程度の素人ですが、写真が素敵に見えるかどうかの違いは配色のセンスだなと思い、この本を購入しました。
amazon口コミレビュー
自分では想像をしない意外な色の組み合わせでも可愛かったり素敵に見えるのにはビックリ。とても参考になります。
今では、画像作りだけでなく、洋服のコーディネートを考える時にも参考にして、ちょくちょく眺めています。
配色アイデア手帖 世界を彩る色と文化
こちらの本は世界中の場所や文化などのイメージを形にできる配色の本です。
フランスや北欧、ヨーロッパからアジアまで世界中の配色を具体化して解説している面白い本で、色彩感覚とセンスを鍛えることができるので、デザインだけでなくファッションや趣味など幅広く応用できる本です。
- 世界中の美しい配色や文化を学べる
- 見開き完結で読みやすく、本がコンパクトで邪魔にならない
- デザインだけでなくイラストや刺繍や写真などの趣味、ファッションやインテリアまで幅広く使えるセンスが鍛えられる
デザインの勉強をしている人には一見の価値がある本だと思います。
色から想起する世界や物語、とても興味深いです。
amazon口コミレビュー
この絵画にはこの色が使われているんだなということを
知ることができて、デザインの勉強をしている人にはとてもためになると思います。
色自体に紐づくイメージがあるので、色の勉強をしている人は一見する価値があると思います。
配色スタイル ハンドブック 季節のコレクション
こちらの本は「季節の配色」をコンセプトにした配色本です。
自然の光や草花などから連想される四季の配色を各シーズンそれぞれのクラシックカラー、ニュートラルカラー、ボールドカラーに落とし込んで解説しているので季節物のデザインや配色を学べるのが特長です。
- 「季節の配色」をテーマにしているので季節物の配色を探している方におすすめ
- アートやファッションなどにも応用可能な知識が身に付く
- 掲載されている色はCMYK値/RGB値が記載しているので全く同じ配色を表現できる
配色の参考に
春夏秋冬の配色の勉強になります。
見てるだけで楽しいです。
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一目で伝わる配色とレイアウト
こちらの本は「作品集」と「配色本」が合わさったような本です。
実際世に出ている広告やグラフィック作品などを事例に作品集のようにまとめてありながら、事例ごと配色が記載されているので、よりこの配色を使うとどうなるかの完成イメージが付きやすいのがこの本の特長です。
- 「作品集」と「配色本」が合わさったような本
- 実際に紹介されている配色を使った完成形がイメージしやすい
- 300ページ以上の大ボリューム
フライヤー向き事例集
非常に見やすいレイアウト教本。
amazon口コミレビュー
きちんと解説もしてあり、初心者でも十分わかりやすい。
また、解説の不的確さもなく読んでいて気持ちよかった。
5冊ほどレイアウト本は読みましたが、ここまで読者と著者の感覚のズレがないレイアウト教本も珍しいのでは?
フライヤー向きの事例集です。
配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 心に響く和のデザインがつくれる本
こちらの本は日本の美しい配色と伝統色についてまとめられた本です。
日本の四季や文化、風景や伝統などから抽出した配色を取り上げているだけでなくいるだけでなく、日本の伝統色を使った配色パターンも掲載されているので和風のデザインや配色を学ぶにはおすすめの1冊です。
- 日本の美しい配色と伝統色に特化した本
- 日本の美意識や美的感覚を養える
- 和の配色を学ぶにはおすすめの1冊
「アイデア手帖」としてはとても参考になりそうです
基本構成は、テーマに沿った写真→写真から抽出した色→その配色アイデア、が掲載されています。
既存のレビューにある通り、必ずしも正式名称ではありません。
amazon口コミレビュー
JISに準拠した名称や通称を記載したものもありますが、
特に中盤以降は作者が色から受けたインスピレーションや、色を抽出する基となった事物をもとに名前が当てられています。
ファンタジー配色アイデア事典
こちらの本は世界のうつくしい物語をテーマに配色の視点から解説しているユニークな本です。
「不思議の国のアリス」や「雪の女王」などの世界中の物語から想起される色、色玉、美麗なイラストサンプルなどで構成されています。
物語の世界を配色の視点から解説しているので、ブランドや空間などの世界観を構築する配色を学びたい方にはおすすめの良本です。
- 世界の童話や物語をテーマに配色を解説しているユニークな本
- ブランドや空間など世界観を構築する色彩論を学びたい方におすすめ
- 物語のイラストが美しいので作品集のように楽しみながら配色を学べる
心躍る
想像していたよりボリュームがありました。
amazon口コミレビュー
おしゃれで目をひく素敵なイラスト×魅力的な配色が大量に掲載されています。
掲載されているカラーバリエーションもファンタジー感を引き立てつつ今時っぽくもありとにかく豊富で、またイラスト集としてもみるのもアリだと思いました。
配色本の中でもアプローチが変わっておりますし、すでに配色本を色々持っていても気分転換にもなり大変お薦めです。
配色が学べる本をお得に読めるおすすめ方法
Kindle Unlimitedを利用する
配色が学べる本はたくさんの良本があり、この記事で紹介しきれなかった本もまだまだあります。
個人的にはおすすめした本は全て「紙の本」として購入して読んで欲しいところですが、デザイン本もお金がそれなりにかかってくるので、おすすめなのが「Kindle Unlimited」を利用してお得に読むことです。
- Kindle Unlimitedでは30日間の無料体験期間がある
- 無料体験期間が終了しても月額980円で200万冊以上が読み放題になる
- アプリをスマホにダウンロードしておけばいつでもどこでもデザイン本を読める
- いつでも解約できる(無料期間中に解約もOK)
ご紹介した配色が学べる本の中にも電子書籍に対応している本も多く、Kindle Unlimitedで無料で読めるので試しに読んでみてください。お得にたくさんの本が読めるのでおすすめです。
無料で読んでみて気に入った本があれば紙として購入をするのがおすすめ
30日間の無料体験はお得なので、気になるデザイン本がKindle Unlimitedで読めるなら是非試してみてください。
eBook Japanを利用してお得にデザイン本を読む
Kindle Unlimitedのように電子書籍でデザイン本を読む場合は「eBook Japan」もおすすめです。
eBook Japanは漫画をメインで扱うサービスですが、デザイン本のように電子書籍も多数取り扱っているので、eBook Japanの割引を上手く活用すればデザイン本がお得に読めるようになります。
この記事で紹介している電子書籍のほとんどがeBook Japanで取り扱いがあります
- eBook Japanは65万冊以上を取り扱う、国内最大級の電子書籍販売サービス※Yahoo!JAPANサービス
- PayPay払いなど支払い方法が充実
- セールやクーポンなどが豊富でお得に本を買える
- 無料で読める漫画なども豊富
もちろん会員登録は無料ですので「6回使える50%OFFクーポン」を使えばお好きなデザイン本をお得に読むことが出来るのでかなりおすすめです。
配色以外のおすすめ本のご紹介
これまで配色について学べるおすすめ本をご紹介していきましたが、デザイン関連のおすすめ本は他にもたくさんあり、それぞれ需要の高いジャンルごとにおすすめ本をまとめた記事がありますので興味がある方は参考にしてください。
Illustratorが学べる本のおすすめを現役デザイナーが厳選
Illustratorが学べるおすすめの本を現役デザイナーが厳選したまとめ記事です。
Photoshopが学べるおすすめの本を現役デザイナーが厳選
Photoshopが学べるおすすめの本を現役デザイナーが厳選したまとめ記事です。
Webデザインのおすすめ本を現役デザイナーが解説
Webデザインが学べるおすすめの本を現役デザイナーが厳選したまとめ記事です。
グラフィックデザインが学べるおすすめ本を現役デザイナーが厳選
グラフィックデザインが学べるおすすめの本を現役デザイナーが厳選したまとめ記事です。
レイアウトについて学べるおすすめ本を現役デザイナーが厳選
レイアウトについて学べるおすすめの本を現役デザイナーが厳選したまとめ記事です。
フォントについて学べる本のおすすめを現役デザイナーが厳選
フォントについて学べるおすすめの本を現役デザイナーが厳選したまとめ記事です。
デザインの初心者におすすめの本を現役デザイナーが厳選
デザインの初心者におすすめの本を現役デザイナーが厳選したまとめ記事です。
ブランディングのおすすめデザイン本を現役デザイナーが厳選
ブランディングが学べるおすすめの本を現役デザイナーが厳選したまとめ記事です。
ロゴのデザイン本を現役デザイナーが厳選【ロゴの勉強におすすめ】
ロゴデザインが学べるおすすめの本を現役デザイナーが厳選したまとめ記事です。
プロが本当に推すデザイン本のおすすめまとめ【現役デザイナーが厳選】
これまでご紹介してきたおすすめのジャンルを1つにまとめた記事です。どんな本が読みたいかわからない方や、いろんなデザイン関連の本を探している方はこちらの記事を参考にしてください。
配色が学べるおすすめの本まとめ
配色が学べるおすすめの本を現役デザイナーがご紹介しました。
「配色が学べるおすすめの本」と言っても様々な特長や種類があるので1冊でなく複数組み合わせて読むと理解が深まりますので、この記事で紹介した本は1度目を通して欲しいです。
配色の感覚やセンスは本を1度読んだくらいでは身に付かないので反復が必要です
ご紹介した配色が学べるおすすめの本を読めば、色彩論のセオリー、知識やテクニックなども充分学べるのでデザインだけでなくファッションやインテリアなど、コーディネーターの方にもおすすめできます。
配色が学べるおすすめ本まとめ
ご紹介した配色が学べるおすすめ本を一覧にまとめました。気になった本があれば是非チェックしてみてください。