Photoshopで影をつける方法!プロが教える自然な影の付け方を解説

今回はPhotoshopで自然な影の付け方をご紹介します。

違和感のない合成画像を制作する際に必ず必要と言っても過言ではない影は私たちの暮らす現実世界に存在するもので、誰もが当たり前のように認識しているものです。

そのため、影のつけ方が下手くそだと、人はすぐに違和感を感じ、合成写真だとわかってしまいます。

Renton

リアルさを追求した上手な合成写真は影の付け方によって大きなクオリティーの差が生まれてきます。

もちろんそれだけではありませんが、いかに自然な影をつけられるかは合成技術の鍵になりますので、より自然な影のつけ方が出来る様に、ここで基本をマスターしてください。

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目次

Photoshopでの基本的な影のつけ方

実際にPhotoshopで影をつけていきます。それに必要な画像を用意しました。ここでは車に影をつけていきます。影をつけたい画像はあらかじめ切り抜いておいてください。

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ここでは青い背景にしておきました。

青い背景にわざわざした理由は後ほど解説する影の色に関係するためなので、ここではスルーしてください。

まずは、切り抜いておいた画像のレイヤーから車のシルエットの選択範囲を作ります。

  • 切り抜いた画像のレイヤーをCommand +クリックすると、自動で車のシルエットの選択範囲が作られます。

これはあらかじめ画像を切り抜いておいたから出来ます。

新規レイヤーを作成して、新しいレイヤー上で車のシルエットを選択状態のまま、

  1. メニューバー
  2. 編集
  3. 塗りつぶしを選択します
ショートカットキー

塗りつぶしのショートカットキー : Shift +F5キー

パネルが出てきたら「濃い青色」で塗りつぶします。

  1. メニューバー
  2. 編集
  3. 変形
  4. 自由な形にを選択して、車の影のように形を変形させます。

変形が上手く出来ない方は、こちらの記事に詳しく解説してありますので、合わせて参考にしてください。

変形を確定させたら、影レイヤーを切り抜いた車のレイヤーの下に移動させます。

さらに描画モードを「乗算」にしておきます。

最後に影レイヤーを選択した状態で、

  1. メニューバー
  2. フィルター
  3. ぼかしを選択して、適度にぼかします。

Photoshopでより自然な影のつけ方

ここまでの作業で影をつけることが出来ましたが、より自然な影になるように手を加えます。影レイヤーにレイヤーマスクを追加して、車の接着面から遠い端の方をぼかしながら自然に消していきます。

次にもう1つ影レイヤーを制作してきます。先ほど制作した影レイヤーより、より接着面に近い影レイヤーを追加します。

  • 現実世界でも本体に近ければ近いほど、影は濃く、ぼけ感も少ないです。

逆に本体から離れれば離れるほど影は薄く、ぼけ感も強くなっていきますが、その様子を1つのレイヤーだけで表現しようとすると限界がありますので、ここでは2つの影レイヤーを乗算で重ねることにより、1つの影を作っていきます。

Renton

コレをやるとグッと影がリアルになります。

先ほどと同じ要領で新しく影レイヤーを作成したら、今度はより車体に近づけた変形をします。

近めの影も同様にぼかし、レイヤーマスクで端を調整します。

するとこのようにより自然な影をつけることが出来ます。

より自然な影をつけるうえでのポイント

先ほどわざわざ青い背景に合成したのは影の色を合成する背景色をつけるためでした。

影というと黒いイメージがありますが、よく見ると単純な黒ではなく、背景色が透けて、背景色が反映された色になっています。

光の当たり方によっては、背景色だけでなく、本体色の反射など様々なケースが考えられます。

Point

より自然な影をつけようと思ったら現実により近づけることがポイント

Photoshopで影をつける方法!プロが教える自然な影の付け方のまとめ

Photoshopで自然な影をつける方法を現役デザイナーがご紹介しました。

影といってもこだわればとても奥深いです。より自然に近づけようと思ったらものすごく細い調整や画像同士の相性なども必要になってきて、プロでも難しい分野でもあります。

影のつけかたが上手になるだけで合成技術が大幅に上がるかと思います。

Renton

合成で大切なことはとにかく「より自然に」見えるようにすることです。

是非、影を上手につけられるように何度も試してみてください。

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この記事を書いた人

Rentonのアバター Renton グラフィックデザイナー

制作会社でグラフィックデザイナーをしているRenton(レントン)です。
都内在中でデザイナー歴9年目です。
パッケージデザインからCI・VI、広告や販促ツール、Webやイラストなどを中心としたグラフィックデザインやトータルブランディングを仕事にしています。

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