イラレの特色は印刷だけじゃない!特色を指定したデータで作業効率UP

この記事はadobe Illustratorにある特色機能について解説します。

入稿データを製作する際に活用することが多い特色機能ですが、うまく活用すると、作業効率を上げつつミスを防ぐことが出来ます。

入稿時に必要な機能でもあるので、ここでしっかり理解して上手に特色機能を活用していきましょう!入稿データの作成方法はこちらで解説していますので、合わせて参考にしてみてください。

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目次

特色・特色指定とは

特色とは

CMYK(シアン、イエロー、マゼンタ、ブラック)の標準インクで表現出来ないような特別な単色インク色のことです。

Renton

金・銀や蛍光色なども特色にあたります。

また、1色刷りや2色刷りなど4色を使わないような特殊なデータにもよく使われます。

特色の良いところは、CMYKで再現できない特別な色を印刷できることだけでなく、単色インクゆえに版がズレる(色がズレる)ことがありません。

特色指定とは

設定されたものを全てその指定された色で印刷するという設定のことです。特色指定は、主に印刷業者に渡す入稿データで使うことが多いです。

イラストレーターで特色指定をしてみる

では、実際にadobe Illustratorで特色指定をしてみます。

特色指定をする前にはまず、スウォッチパネルを開きます。

  1. メニューバー
  2. ウインドウ
  3. スウォッチを選びます

スウォッチパネルが開いたら、パネルの下にあるプラスマークを押してスウォッチを追加します。

ここでは名前を「水色」にしてC(シアン)50%に指定しました。これで「水色」というスウォッチを追加出来ました。

次に先ほどの「水色」というスウォッチをダブルクリックしてスウォッチオプションを開き、カラータイプを「プロセスカラー」から「特色」に変更します。

これで「水色」という色を特色に指定することが出来ました。

これでどういうことが出来るのかをわかりやすく解説するためにこのように、オブジェクトにそれぞれ色を指定しました。

2つのオブジェクトの色を「水色」という特色にして、もう2つのオブジェクトはカラータイプが「プロセスカラー」のままのC(シアン)50%の色にしました。

Renton

見た目上は全て同じに見えますね。

先ほど特色指定したスウォッチパネル内にある「水色」という色をダブルクリックすると、「水色」という色のスウォッチオプションが開きます。

ここで、下の方にある、プレビューにチェックを入れた状態で、色のスライダーを変更してみます。

すると、特色指定したオブジェクトの色だけがスライダーにリンクして色が変わっているのがわかると思います。

Point

特色指定は設定されたものを全てその指定された色で印刷するという設定なので、指定さえしておけば、あとで色を変えても、指定されているものは全て同じ色になります。

そこを上手に活用すると作業効率を上げられます。例に挙げたものだと数が少ないのであまり便利さを感じないかもしれませんのでもう1つ例を挙げます。

このように2色で構成されたパターン柄を用意しました。

パターン柄を作る前に「濃い色」「薄い色」の2色をそれぞれ特色にしておきました。

その状態でこのように、「濃い色」の色のスライダーを変更すると、「濃い色」で指定されたオブジェクトの全ての色がリンクして変わっていきます。

同じように「薄い色」の色のスライダーを変更すると、「薄い色」で指定されたオブジェクトの全ての色がリンクして変わっていきます。

このように、指定したオブジェクトなどの数が増えれば増えるほど、特色機能をしておくと後から容易に変更が可能で作業効率が上がります。

  • 同じ色にしておきたい物同士を特色機能を使ってリンクさせておけば、修正もリンクしていて簡単であると共に、修正漏れもなくなります。
Renton

タイトルの色やノンブルの色など、フォーマット化しておきたいデザインなどには特に活用ができるかと思います。

特色指定が必要なくなれば、特色指定したスウォッチを削除してしまえば良いので、とりあえずしておくのも良い方法かもしれません。

数が多いと漏れも発生しやすくなるので、特色機能をうまく使用しながらデザインデータを作っていくとミス無く作業効率も上がります。

イラレの特色設定のまとめ

「特色機能は同じ色にしておきたい物同士をリンクさせる」という捉え方をすれば、デザイン制作時に応用が利いてとても便利な機能になります。

ただ最後に気をつけて欲しいのが、作業効率を上げるために暫定的に特色指定をおこなっている場合は、入稿時に特色指定が残っていると印刷業者に特色を使用した印刷だと誤解を招く恐れもありますので、最後に削除をお忘れなく!

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