AbobeIllustrator

イラレの文字パネルで文字間隔などの基本的な設定を解説

Abobe

今回はイラレの文字パネルで文字間隔などの基本的な設定を解説します。

イラストレーターといえばイラストを描くために特化したソフトという認識がされるかもしれません。もちろんその分野でも活躍するソフトですが、グラフィックデザイナーには欠かせないソフトというくらい、デザイン全般に活用されています。

特にカタログなどのページ数が多いものではなく、DMやチラシ、ポスターやパンフレットといったペラ物のデザインを組むのに特化していて、もちろん、パッケージなどにも特化しています。

要するに少ないページ数のものをレイアウト・デザインする万能型のソフトです。(ページ数の多いものをデザインする場合はIn Designというソフトが有名)

なので、当然イラストレータの文字組み機能も充実していて扱いやすいです。

今回はその文字組みの設定をする「文字パネル」について詳しく解説します。

スポンサーリンク

文字パネルについて

まず、イラストレータで文字組みの設定を管理するのには「文字パネル」を使います。

ここにほとんどの機能が集約されています。文字パネルはパネルバーの中にありますが、表示されていない方は、メニューバー→ウインドウ→書式→文字から表示させるようにしてください。

文字パネルを開くとデフォルト設定だと、オプションが表示されていませんので、オプションも表示します。このオプションもかなり使用頻度が高いためで、様々な機能が詰まっています。

文字パネルの機能について

ではそれぞれの機能を解説していきます。

そのためにサンプルの文章を用意します。イラストレーターで文字を打つ場合はツールバーの中にある「文字ツール」を使います。今回は、

「樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。しかし実際には種なのだ。」

というドイツの哲学者ニーチェの名言をお借りします。

フォントファミリーを設定

まずは、文字のフォントを設定します。フォントはデフォルトで入っているフォントとお使いのパソコンにインストールしてあるフォントがリストになって表示されます。

フォントスタイルを設定

次は、選んだフォントのスタイルを選択します。フォントスタイルとはB(ボールド)やL(ライト)などのフォントの太さや、斜体のかかったイタリック体などのことです。フォントによってはスタイルが存在しない場合もあります。その場合は選択ができないようになっています。

フォントサイズを設定

次に、フォントのサイズを選択します。現在一般的に使用されているのはpt(ポイント)という単位です。このほかにも級数という単位もありますが、特に指定がなければptのままで問題ないです。

行送りを設定

次に文章の「行送り」を設定します。行送りとは改行している文章の行と行の間のスペースを調整することです。行と行の間を調整したい場合はこちらから設定します。

水平比率を設定

次は文字の水平比率を設定します。長体率とも呼ばれます。文字を水平方向に%で調整します。限られたスペースに文字を収めなければならない場合などによく使用されます。

気をつけなければいけないポイントとしては、文字は長体率100%が最も読みやすく美しく見えるように作られています。なので、比率を変える場合も100%からあまりかけ離れないようにしないと、文字としても視認性や美しさは失われます。

僕は仕事で、MAX70%までと決めています。これ以上長体をかけるのはおすすめしません。

垂直比率を設定

次は文字の垂直比率を設定します。平体率とも呼ばれます。文字を垂直方向に%で調整します。

先ほどの長体と同じで、平体率も仕事では、MAX70%までと決めています。これ以上平体をかけるのはおすすめしません。

スポンサーリンク

文字のカーニング(文字間隔)を設定

次は、文字のカーニングの設定です。カーニングとは文字と文字の間の調整のことです。文字の右側だけが狭くなるのがポイントで、ひとつずつ細かな調整が可能です。ここの数値をあげればあげるほど、文字間は開いていきます。

選択した文字のトラッキングを設定

次は、選択した文字のトラッキングの設定です。トラッキングとはカーニングとは微妙に意味合いが違い、トラッキングは選択したテキスト全体の文字間隔を調整します。

文字詰めを設定

次は、文字詰めの設定です。文字詰めは文字の前後を詰めたい時に使います。%管理なので、均等に文字を詰めることができます。

アキを挿入(左/上)を設定

次は、アキを挿入(左/上)の設定です。ここではわかりやすいように「全角」にしました。全角を指定すると、文字の左側に全角分のアキを挿入することができます。

アキを挿入(右/下)を設定

次は、アキを挿入(右/下)の設定です。ここではわかりやすいように「全角」にしました。全角を指定すると、文字の右側に全角分のアキを挿入することができます。

ベースラインシフトを設定

次は、ベースラインシフトの設定です。こちらは文字の位置を上げ、下げすることができます。また選択した文字だけベースシフトの設定を変えることもできます。

文字回転を設定

次は、文字回転の設定です。こちらは角度入力することによって、文字を回転させることができます。また選択した文字だけ回転の設定を変えることもできます。

スポンサーリンク

オールキャップス設定

次は、オールキャップス設定です。欧文文字を使用する場合に使用します。オールキャップス設定は英語テキストをすべて大文字にすることができます。

スモールキャップス設定

次は、スモールキャップス設定です。欧文文字を使用する場合に使用します。スモールキャップス設定は英語テキストを小文字の大きさの大文字にすることができます。

上付き文字に設定

次は、上付き文字の設定です。上付き文字は選択した文字を元素記号や単位などに使える右上に配置する縮小したテキストに変換することができます。

下付き文字に設定

次は、下付き文字の設定です。下付き文字は選択した文字を元素記号や単位などに使える右下に配置する縮小したテキストに変換することができます。

下線付き文字に設定

次は、下線付き文字の設定です。選択した文字に下線(アンダーライン)を付け加えることができます。

打ち消し線付き文字に設定

次は、打ち消し線付き文字の設定です。選択した文字に打ち消し線を付け加えることができます。

まとめ

いかがでしたか?文字パネルにはこのように多くの機能が集約されています。

デザインする上で文字組みは非常に重要で、文字組みを調整している、していないかは、すぐに見分けがつきます。デザイナーになって最初に教えられるのが文字組みでした。

文字組みはデザインの基本中の基本です。これを怠るとデザイナーとして怒られるレベルです。

イラストレーターは文字パネルにある程度設定が集約されているので、文字パネルにある機能は最低限覚えて使いこなしてこなしてください。

さらに1文字1文字個別で文字間隔を調整したい場合はこちらの記事で詳しく解説しています。カーニングのやり方だけでなく、どのようなケースでカーニングが必要かなど、カーニングする上でのポイントも解説していますので、参考にしてください。

イラレで文字間隔(カーニング)を整える方法とポイントをプロが解説
イラレで文字間隔(カーニング)を整える方法をご紹介します。デザインする上では必須であるカーニングを様々なケースを例にあげ、4つのポイントに絞って経験がない初心者にもわかりやすいようにプロのデザイナーが解説します。

文字を美しく組めると、それだけでデザインされているように見えますので、侮らず、文字組みをマスターしましょう!